障害者向けの駐車スペースは多くの店で店舗入口近くに設けています。
車いすでの乗り降りができるように幅が広く取られています。
いかにも健康そうなミニバンに乗った人や、いかにも健康そうな高級セダンに乗った人が停めている様子を見ると「この人は本当にここに停めないといけないのかしら」「本当に必要としている人が使えなくなる!!」と感じる人もいると思います。人の障害は見た目だけではわからない内部障害もあるので判断はできません。
厳しく見る人によると、例えば数メートルなら歩けるが、それ以上の距離は車いすで移動するような人(循環器や呼吸器の障害など)は一般駐車場において車いすに乗るということもできると言います。
車いすへの移乗という点だけに注目し極端にいうと、店舗入口から離れた場所は車を停めている人が少ないので両サイドが空いており広々とドアを開けて移乗ができると捉えることもできます。
しかし、実際には本人の負担や介助者の負担などを考えると障害者向け駐車場の利用は利用者自身の良心(道徳)にまかせられる部分といえます。その社会的な道徳に背いて駐車している元気な人を見かけると正義感がうずうずして怒りを感じるのでしょう。
ところで、上の画像はお店の駐車場の一部分を表現しています。緑色に舗装されている部分は歩行者が歩く場所を示しています。そこには点字ブロックが設置されており、視覚障害者の歩行を補助しています。
先ほど、障害者向け駐車場に元気そうな人が駐車している姿を見ると怒りを感じるというようなことを書きました。ただし、内部障害もあり見た目だけでは判断できないということも書きました。
しかし、それ以上に呆れてしまうのは、この点字ブロックの上に駐車する人がいることです。
わざわざ、緑色に舗装を変えて、点字ブロックを設置しているにもかかわらず駐車している人がいます。
知らずに停めている場合も、わかっていて停めている場合もいずれにしても免許を取り直した方が良いのではと思ってしまいます。