あの人は覚醒剤や大麻のおかげであのような演技や音楽ができているのだと感じるとその商品を私は避けたくなります。
 以前も書きましたが、薬物使用に関する犯罪は再犯率が高いといわれています。依存症を治療する支援が必要であるとともに、更生に向けては居場所が必要です。そのため、芸を売ってきた芸能人が芸能界から追放されてしまうことには反対です。
 しかし、過去の作品については少なくとも懲役刑が執行されている間は自粛されてもよいと思っています。特に単独のCD作品などは映画やドラマのように他の出演者への影響を考える必要があまりないため、刑期を終えるころに再度販売を開始すればいいように思います。
 もちろん、作品を買うか買わないかは消費者に任せればよいとの意見もあります。しかし、薬物を使用することで制作した作品で商売をすることに抵抗があります。
 特に新たな作品作りが薬物使用の動機となっている場合については、犯罪行為を利用することで作品を生みだしたと見ることができます。
 少なくとも犯罪と結びついている作品は取り扱いについて検討されてもよいように思います。