USB1.1、USB2.0、USB3.0までは数字が大きくなるごとにデータ転送速度が速くなるというわかりやすいものでした。
しかし、USB3.1になるとGen1、Gen2というものが出てきて、さらにUSB3.2になるとGen1×2とかGen2×1とか種類がいくつも登場しました。近いうちにUSB4も登場する予定なのです。
これまでのUSBの法則からいえば、1<2<3<4というデータ転送速度になると思えばよいのですが、USB3シリーズについては、数字の大きさだけでは判断できないので難しい選択になります。外付けSSDをつなぐならデータ転送速度が速いものを選ばないと性能を生かせませんし、確定申告の読み取りリーダーをつなぐならUSB1.1の速さでも支障がないと思います。家電量販店でお得に売られている一般的なUSBメモリーをつなぐならUSB3のいずれかの規格であればそれほど不満を感じることはないと思います。
Wi-Fiを使うためのルーターについても、a、b、g、n、ac、axというアルファベットや2.4GHz、5GHzといった数字や○○Mbpsといった数字などあり、どれを選べば良いか迷ってしまいます。
速度の速いものを選べば確かに性能は良いのですが、高価です。少し前のパソコンやタブレットのために使うには性能が過剰になるかもしれません。もちろん過剰でも問題ありませんが、高価です。
そもそも、Wi-Fiルーターとつないでいるインターネット回線の速度が遅ければ宝の持ち腐れになってしまいます。(なお、Wi-Fiルーターは速度や規格だけでなく、使用する住宅環境や使う人数などによって求める性能が変わります)
Wi-Fi選びは家電量販店の店員さんに相談して買った方が失敗はないかもしれません。(高い物を売りつけたい店員に当たってしまったら不運です)
そんなWi-Fiルーターですが、ナンバリング規格というものができました。Wi-Fi4、Wi-Fi5、Wi-Fi6というものです。現在販売されている多くのWi-FiルーターはおおよそWi-Fi5相当対応のものが多いと思います。安い製品であれば、Wi-Fi4相当対応のものもあると思います。
今後は、iPhoneにWi-Fi6とあれば、Wi-Fi6に対応するルーターを購入することで性能を享受できることになると思います。なお、iPhoneがWi-Fi5となっていて、ルーターがWi-Fi4の場合、iPhoneの通信性能が生かせないというネックがあります。もし速度を求めるのであれば買い替えを検討することになります。(なお、先ほども書きましたが、Wi-Fiルーターにつないでいるインターネット回線がボルトネックになっているときは速度改善は期待できません)
最後に、いまさら書くことではありませんが、Wi-Fiについても4<5<6というように数字が大きくなるほど世代が新しいといえます。