新聞の折り込み広告を見ていると毎週のように同じ募集を掲載している会社があります。
ハローワークに年中同じ求人を載せている会社があります。
介護業界は仕事の性質や給与の低さというイメージが先行しているためか、多くの求人が出ています。
A介護事業所とB介護事業所のどちらを選ぶのか、求人情報を眺めながらふと想像したりします。
どの会社を選ぶのかはその人の条件次第ですが、給与額や休日、勤務形態などは比較しやすい項目です。
例えば、高齢者のデイサービスでは各会社で工夫を凝らした取り組みをされていますが、会社ごとで行う介護内容(送迎、レクリエーション、入浴、食事、排泄など)は大きく変わりません。
A社が総支給額17万円・賞与2か月分・昇給年1回1,000円
B社は総支給額20万円・賞与4か月分・昇給年1回3,000円
(処遇改善手当はどちらの会社も別途支給)
そのような求人ならB社の方がよさそうに見えます。
A社に特別な魅力があるとか、B社はブラック会社であるとか、という条件が加われば話は変わりますが、普通のデイサービス会社でこのような差であれば、A社はいつまでも人を採用することはできないように思います。
B社はこれだけの人件費をかけても経営できている一方で、A社の収益はどこに形を変えているのでしょうか。
A社は努力をしなくては、人を採用できませんし、給与条件が悪い会社には本当に良い人材はなかなか応募してきません。
もちろん、B社にも給与にホイホイつられてくる悪い応募者もいます。しかし、条件が良いということは良い人材の応募もあるといえるので職員を選択するという余裕を持つことができます。
人にお金を適切に出さなければ会社の未来は暗いと求人情報を見ながら感じました。
求人を努力する
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