「嘘をつく子供」イソップ寓話のひとつです。「羊飼いと狼」または「オオカミ少年」といわれることもあります。
どのような話かは物語を読んでみてください。簡単に書くと「オオカミが来た!」と何度も嘘をついていたことで、実際にオオカミが来たときに村人は少年が言うことを信じず村人は死んでいったという話です。
とあるユーチューバーの投稿を見ていてふとこの話を思い出しました。最近は大手新聞社などのネット配信においてもタイトルで釣るという、考え方によっては読者をだます手法がされています。
私は週刊の経済雑誌を長く愛読してきました。その大手出版社もまたタイトルで釣っていることや、記事の内容が低俗であることを感じるようになりました。また、そもそも雑誌記事の質についても低下を感じるようになりました。
この雑誌とは関係ありませんが、日産自動車を持ち上げて、トヨタ自動車を下げる記事を何度も見かけると、編集の偏りを感じられ記事の信頼性を自ら毀損しているように感じます。
○○バンザイのS新聞と○○を批判的に見ているA新聞は編集方針がわかりやすく、比較することで考えを深めることができるため偏りが直ちに悪とはいえません。しかし、お金をニギニギさせているとか、お友達だからとか、そういった使命とは違う理由で記事が歪んでいるように感じられては長期的には信頼を失っているように思います。
情報にあふれる現在において、質の悪い記事を書いていては大手出版社や新聞社であっても、読者に必要とされなくなるかもしれません。一方で、新興の記事配信サイトが支持される可能性は十分にあります。印刷機や配送といったことを考える必要がなく、低廉で上質な情報提供がネット環境では可能です。
「嘘をつく子供」「羊飼いと狼」「オオカミ少年」
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