キャッシュレス決済を行っている老舗会社の一つがフリーマーケットをインターネット上で展開している会社に買われることになりました。会社経営における決済資金が尽きてしまったそうです。
現在、キャッシュレス決済は大手携帯電話会社の関連会社が提供するサービスが数々のキャンペーンの効果としてシェアを獲得しているようです。
多くのキャッシュレス決済を提供する会社が登場しても、いずれはシェアを多く獲得しているサービスと残り数社だけが提供するようになるように思います。
加盟店としては維持コストがかからないのなら多くの決済方法を用意してもよいのかもしれませんが、毎月手数料がかかるとか、一定金額にならないと手数料が多くかかるとか、引き出せないといった制約があるのなら取り扱いをやめてしまいます。一方で、消費者は会員カード(ポイントカード)のようにその都度キャッシュレス決済の会社を変える人もいるとは思いますが、今のような大きなキャンペーンは今後減っていく思いますので、キャンペーンのためにあれこれと決済を変える人は減っていくように思います。
コンビニLではD社の決済、ファストフードMではA社の決済、ほとんどはP社の決済というように使っても数社の決済サービスになるように思います。
そう考えると、大手携帯電話会社の関連会社が大々的なキャンペーンを資金力を使って展開してシェアを獲得したことは未来への大きな投資であると理解できます。
キャッシュレス決済と寡占化
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