先日、薬物使用者の更生には居場所が必要であるということを書きました。
 残念なことに、多くの楽曲提供もしている大物歌手が薬物の再使用して逮捕されました。この方は先日の記事でも名前は出しませんでしたが紹介しただけに残念です。

 「気持ちよさを感じるために犯罪をする」という現象については快感を得るという動機であるためなかなか厄介なものです。
 食品等を扱う店での窃盗は経済的理由を背景にしたものもありますが、心の隙間をうめるために窃盗をする人もいます。
 お金を持っている高齢者が窃盗をする場合、認知機能の衰え(認知症)を理由とするものと、さみしいからというものなどがあります。
 お金を持っている一般的な大人が窃盗をする場合、スリルが楽しいからというものがあります。
 経済的なことが背景であれば、支援の方法はわかりやすいものです。認知症を背景とするものはお店の理解が必要です。しかし、スリルを得ることが目的であると少々厄介です。
 「ご近所トラブルで気に入らないから火を付けた」という場合と「建物が燃えている様子を見ると気持ちいいから火を付けた」という場合では同じ放火であっても、快楽と犯罪が結びついている動機は、いずれその快楽を欲したときに再度犯すのではという不安が周りにはあります。