麻薬取締法違反罪で執行猶予付有罪判決を受けたピエール瀧さんが映画「ゾッキ」で俳優復帰されるそうです。
 どんな人も今ある命が尽きるまで生きていかなければならないので、ピエール瀧さんがもっとも活躍できる場所に戻って来たということでしょう。もちろん、音楽活動という点でも活躍できる場所ですが、ここでは広く芸能活動に復帰したということで同じことと思います。
 芸能界は薬物使用者に甘いということはよく聞きます。確かに、過去に有罪判決を受けた役者やタレント、歌手などが再び活躍している姿はよく見かけます。しかし、芸能人は人気商売であり、現在のように一般の人が簡単に抗議や意思表明できる時代ということを考えると、世間に受け入れられているということなのでしょう。例えば、J-POPのランキングで上位に登場するあの曲を作った人はお薬のお世話になった人です。
 芸能界という世界でずっと活躍してきた人が一般会社員として仕事をするのか、才能を生かして再び芸能界に復帰するのかは本人が決めることであり、芸能界で受け入れられるかはお客さんが付くか否かによります。
 犯罪をしたわけでもない、ただ不貞行為をしただけの元気が売りであった人気タレントBさんを私は今でも避けていますが、バラエティー番組やドラマで見かけるようになってきたので徐々に活躍されるかもしれません。
 同様に現在話題の不貞行為をしたKさんとHさんについても、何年か後にはよく見かける人になっているかもしれません。
 不貞行為と薬物犯罪を同列に並べてはいけませんが、犯罪については居場所があるか否かで再犯率が変わります。辛い環境にいることで甘い誘惑や違法な行為を招くことにつながりやすくなります。
 再犯率が高いと言われる薬物使用は、周りが受け入れる環境を作ることで防止につながるといえます。
 ピエール瀧さんの更生が進むことを願います。